じゃがいもログ

脊髄性筋萎縮症(SMA)1型の息子と生活中

持続吸引チューブの自作

入院中は、持続吸引用に先端が渦巻き状になっているチューブを使っていました。でも、在宅に向けた準備の中で、病院からはこのチューブは支給されないとのことで、どうしようか悩んでいました。その時に、同じ病気の先輩家族の方から、普通のカテーテルをペロペロキャンディー状にして持続吸引チューブとして使用する方法を教えていただきました。我が家では口腔・鼻腔用の10frカテーテルを使用しています。

まず、カテーテルをぐるぐる巻きにします。大きさは実際に利用したいサイズにあわせれば良いと思いますが、息子用は2枚目の写真のような感じで二巻半にしています。
f:id:oganoken:20160804182009j:plain f:id:oganoken:20160804182023j:plain

渦巻きができたら、針で糸を通します。渦を突き刺すように糸を通し、往復させます。
f:id:oganoken:20160804182243j:plain f:id:oganoken:20160804182251j:plain

糸をとおし終わったら、針を抜いてひと結びし、渦をきゅっと固定します。
f:id:oganoken:20160804182549j:plain

渦から出ているチューブをまわり込むように糸を通し、反対側でひと結びを3回ほど繰り返し、ほどけないようにします。結び終わったら糸を切ります。
f:id:oganoken:20160804182652j:plain f:id:oganoken:20160804182841j:plain

最後に、渦から伸びているチューブ部分に、糸切りばさみを使って吸い込み用の穴を開けます。うちでは写真のように穴を開けていますが、好きな位置でいいと思います。
f:id:oganoken:20160804182908j:plain f:id:oganoken:20160804182913j:plain
[2016年9月27日追記] 上の写真とは逆に、渦のある側に穴を開けたほうが、吸いが良いようです。写真の位置だと、口の中の壁にひっついて吸引が止まってしまうことがあります。

以上で完成です。
f:id:oganoken:20160804183125j:plain