じゃがいもログ

脊髄性筋萎縮症(SMA)1型の息子と生活中

福祉車両

息子の病気が判明する直前にコンパクトカーを買っていたのですが、これじゃ息子を乗せられないよねということで、もったいないですが諦めて早々に福祉車両に乗り換えることにしました。

大きいサイズの車も含めるとハイエースとかありますが、駐車場と運転技術(と予算)を考えて、ファミリー向けのワンボックスカーに絞り、かつ福祉バギー(もしかしたら将来的にはストレッチャーも)をそのまま乗せられて横に介助者が座れる車で考えることにしました。で、だいたい以下の3つの選択肢が出てきました。

これ以外の車でも、普通の車両を購入して、改造してリフトをつける方法もあるそうです。今回は手間を最小限にすることを優先して市販の上記3つから選ぶことにし、いくつかディーラーに行って、福祉車両に一番力が入っていたトヨタ東京トヨペット)のエスクァイアのスロープタイプで行くことにしました。東京トヨペットさんは会社として福祉車両にわりと力を入れているっぽいく、福祉車両専門の人が店舗にいたり、福祉車両の試乗車がけっこうあったりました。(トヨタのディーラーは都道府県ごとに経営母体が違うみたいなので、力の入れ具合は地域ごとに異なると思います。)

また、杉並にトヨタが運営しているハートフルプラザということろがあって、そこにもお邪魔してみました。ほぼ全ての福祉車両がそろっているらしく、かつ人も少ないのでいろいろと見ることができました。そこでバギーの乗せ方に悩んでいたら、エンジニアっぽい方が裏から出てきてバギーの固定方法を見てくれて、「オプションの固定具が必要ですね」とアドバイスもいただくことができました。

実際に納車されて、バギーを載せてみるとこんな感じでした。
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ノア/ヴォク/エスクの福祉車両はひとつだけ不満なところがあって、オプションの後部コーナーセンサーを取り付けられません。でも、安全面を考えてどうしても付けたかったので、トヨタ車のカスタマイズをしているトヨタモデリスタに駄目元で相談してみました。そしたら、2つ返事でできますよとのことだったので、下の写真のように取り付けてもらいました。ついでにバギーのそばに、給電用のシガーソケットの口も付けてもらいました。ノア・ヴォクシーもまったく構造が同じだと思うので、後部コーナーセンサを付けたい人は、モデリスタやディーラーにカスタマイズでの取り付けを相談してみるとよいかもしれません。
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