じゃがいもログ

脊髄性筋萎縮症(SMA)1型の息子と生活中

感圧センサーでスイッチ

最近、息子は市販のピエゾセンサー・スイッチを使っています。これって自作できそうだなと思い、いろいろ調べていたところ、感圧センサーなるものの存在を知り、ピエゾではなく感圧センサーを使ったスイッチを作ってみることにしました。ピエゾだと原理的に長押しができませんが、感圧なら長押しができそうです。

使用した感圧センサーはこちら。
www.switch-science.com

回路図とコードはこんな感じです。コードの方は、今回はC++っぽく、クラスを使ってみました。

こちらはブレッドボードを使ってプロトタイプ実装したところ。

実機の製作は、手間とコスト削減のために、初期バージョンのタッチセンサースイッチを使いまわすことにしました。センサー部分を感圧センサー用に配線しなおすとともに、メカニカルスイッチをPhotoMOSスイッチに変えました。

自分で試した感じでは、動画のように上手く動作しますが、息子にやってもらうと力が弱くうまく機能しません。感「圧」ということで、下からセンサーを押し上げるだけでは、うまく圧がかからないみたいです。ただ、プロトタイプではわりとうまくいっていたので、固定方法を見直したらなんとかなるかもしれません。もう少し考えてみます。
youtu.be

静電気の影響をもろに受けるタッチセンサーに比べると、動作がとても安定しているので、力が比較的残っている方であれば感圧センサーのスイッチはありだと思いました。

[2022/4/22]
プロトタイプの時に使っていたハーゲンダッツのスプーンをつかった方法だと、息子でもうまく使えることがわかりました。見た目がだいぶ悪いですが、こっちで行くかー。