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脊髄性筋萎縮症(SMA)1型の息子と生活中

Xbox Adaptive Controller用のジョイスティックを試作

Xbox Adaptive Controllerは、外部のジョイスティックを接続することができます。冒頭の写真のUSB端子もその一つで、こちらは製品仕様のページやサポートページにも書いてあるし、サムスティックのシルエットでR/Lと書いてあるのですぐにわかります。でも実はもう1セット、ジョイスティック入力を受け付ける端子があります。下の画像で赤枠で囲ったX1とX2です。

このX1とX2は、普通のスイッチを接続して、A/B/X/Yなどのいずれかのボタンに割り振ることもできますが、4極の3.5mmプラグをつなげると、ジョイスティックとしての入力を受け付けます。ジョイスティックって、要は2つの可変抵抗器なのです。そしてMicrosoftが公開している Xbox Adaptive Controller Input Device Specifications という資料を読むと、どの端子に何を接続すればよいかがわかります。資料は下のリンクから入手することができます。
https://support.xbox.com/en-US/help/account-profile/accessibility/xbox-adaptive-controller-input-device-specification

息子はジョイスティックなりサムスティックなりを動かす力は残ってないので、操作はまず無理なのですが、ものは試しということで、1つ作ってみました。

作るといっても、市販のサムスティックと4極ジャックをケーブルでつなげるだけです。今回もマルツオンラインで部品を調達しました。

はんだ付けしてできたのがこちらです。

さっそくX1に接続して動作を確認したところ、きちんと左のサムスティックとして機能していました。ただ、利用したブレークアウトボード(上にリストアップした調達部品の2つめ)は、Y軸が反転しているため、通常のコントローラーについてるサムスティックと同じ操作方法を得るには、このブレークアウトボード抜きで実装したほうがよさそうでした。もしくは、XとYの接続を入れ替えて、90度回転させて使うといいかも。