じゃがいもログ

脊髄性筋萎縮症(SMA)1型の息子と生活中

iPad用Bluetooth接続インターフェース(Bluetooth 2.1版)

※この記事で紹介したBluetoothスイッチインターフェースは今は使っておらず、その後Bluetooth 4.0(BLE)に対応したバージョンを作って使用しています。

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息子と同じ病気の方達は指先の動きがほんの少し残るケースが多いらしく、ということは障害者向けのスイッチでパソコンやタブレットを操作できるんだろうなというのは、気切して在宅に向けて準備している時から頭に浮かんでいました。
いろいろネットでしらべたところ、iPadを障害者用スイッチで操作するためのインターフェースが売られてることを知りました。そして、スイッチまわりは自作や改造の文化があることもその時知りました。
そこで、もしかしてArduinoを使ってiPad用のBluetooth接続インターフェースが作れるのではと思い、いろいろ試行錯誤して最終的に以下の仕様で接続インターフェースを完成させました。

  • iPadとの接続はBluetoothで行い、iPadからはキーボードとして認識される
  • スイッチは2つまで接続可能で、それぞれ Enter と Space を割り当てる
  • 9V電池で駆動する

最初の画像のとおり、最終的にはプラスチックのケースに格納していますが、仮にブレッドボード上で同じことを実現しようとすると、だいたい次のような絵になります。Arduino Unoに、秋月電子で販売しているBluetooth無線モジュールRN42評価キットを使用しています。
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いちおうiPad用として作りましたが、Macでも普通に使えました。Windowsでもスイッチとして使えるのかは謎です。

Arduinoにロードするソースコードは、ネット上にある情報をツギハギで作っててオリジナルな部分はほとんどないので、アップするのはやめときます。万が一興味のある方がいらしたら、ご連絡いただければと思います。

と、作ったあとに気づいたのですが、iPad用のCamera Connection Kitって、いまは充電もできるようになってるのね。。。これを使ってUSB接続でスイッチインターフェイスを作る方が、作製も楽だし、Bluetooth接続の煩雑さから解放されて使い勝手も良さそうなので、そのうちUSBインターフェース版にも挑戦しようと思います。